[回答]
シャント手術をして間もない時や、シャント血管の発達が悪く血管が細い場合には、脱血用の針を血流の向きに刺すと十分な血流が取れないことがあります。
q561-透析シャント作成初期、脱血側の穿刺針は血流の向きと逆に穿刺するのはなぜですか。
血管が細いために、針と血管の内壁との隙間が狭く、そこを通る血液が少なめになってしまうためです。
穿刺針を血流の向きと逆にすれば、穿刺針に直接血流が向かってきますので、血流が取れやすくなります。
このように考[q561]透析シャント作成初期、脱血側の穿刺針は血流の向きと逆に穿刺するのはなぜですか。えると、シャントを作って間もない時だけではなく、十分に発達したシャントでも、脱血用の針を血流と逆に刺した方が自然な流れとなりますので、原則的に脱血は血流と反対向き、返血は血流と同じ向きに刺している施設が多いと思います。
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