[回答]
はい。
糖尿病の方でも腹膜透析をお受けになっている方がいらっしゃいます。
また、糖尿病になっても腹膜透析を継続できます。
●糖尿病が原疾患の方の割合
少し古くなりますが、2009年末の状況を日本透析医学会が調査をしたところでは、腹膜透析をお受けになっている方の中で、28.5%の方が、原疾患(腎臓を悪くしたもとの病気)が糖尿病でした。
つまり、腹膜透析をお受けの方の4人に一人以上は糖尿病が原疾患ということになります。
ちなみに、血液透析の場合は35.3%の方が、糖尿病が原疾患でした。
ですから、やはり糖尿病の方の場合は、腹膜透析よりも血液透析の方を選択される方が多い、ということが言えるかもしれません。
●血糖のコントロールにつとめてください
腹膜透析の場合は、透析液からブドウ糖が体内に吸収されますので、どうしても血糖が高めになる傾向があります。
ですが、それを含めて、糖尿病の治療(血糖を適正値まで下げる治療)をお受けになれば腹膜透析を継続することは可能です。
現在も腹膜透析をお受けになっていらっしゃるとのことですので、主治医の先生と相談をしながら、血糖のコントロールにつとめてください。
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