[回答]
透析では除水と尿毒素の除去や電解質(ナトリウムやカリウム)の調節をしています。
ご質問にあるように、トイレなどで離脱をされる際には、ダイアライザーを含む回路内で血液は空回りをしていますが、上記の除水や尿毒素の除去は停止しています。
まず、除水ですが、もし離脱中も除水がかかっていると、空回りしている回路内で血液がどんどん濃くなってしまいます。
そのため、除水は停止します。
透析液も停止しますので、尿毒素の除去や電解質の調節も停止します。
空回りしている血液はだいたい200mL前後ですが、これが何度もダイアライザーを通過して、その際に透析液側との物質のやりとりが行われることは、たとえばカリウムやカルシウムの調整に関して、好ましくない影響が出る可能性があります。
そのため、離脱の際には機械は停止の状態にして、血液が固まらないように空回りの状態にしています。
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