[回答]
●手術には2通りあります
腹膜透析のカテーテルを入れる手術には、大きく分けて二通りあります。
1つは、カテーテルを入れるだけで、手術の創(きず)が落ち着いてから腹膜透析を開始する方法で、場合によっては数か月カテーテルをいれたままで、腹膜透析を行わないこともあります。
もう1つは、カテーテルを入れた日やその翌日からすぐに腹膜透析を開始する方法です。
●第1の方法
第1の方法の場合は、術後かなり早い時期から仕事ができると思います。
状況にもよりますが、2~3日あれば、復帰できるのではないかと思います。
カテーテルを引っ張らないように注意していただければ、重いものを持ったり運んだりしていただくことも可能です。
●第2の方法
2番目の、すぐに腹膜透析を行う場合は注意が必要です。
おなかの中に透析液を入れますので、手術創に圧力がかかりやすいのです。
その上に、重いものを持ったりすると、余計に腹圧がかかるようになり、創(きず)への影響が心配されます。
できるなら、4週間程度はおなかに力が入らないようにしたほうが安心と思われます。
いずれの方法の場合も、手術の方法によっても安静期間は異なりますので、主治医の先生とよく相談をしてからお決めになって下さい。
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