[回答]
ご質問にあるような合併症はありますが、透析を長く続けたから そのようになるのではありません。
透析が必要なほど進行してしまった腎不全の状態が 長期にわたっている場合には、透析の治療をしていても 発症しやすくなってしまう症状があります。
透析が必要なほど進行してしまった腎不全の合併症として 以下のような心臓の合併症が出てくることがあります。
●虚血性心疾患
まず、動脈硬化による虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)があります。
これは、典型的には胸の痛みが自覚症状としてあるのですが、 「無痛性心筋虚血」といって、全く痛みのでない方もありますので 注意が必要です。
定期の心電図などをチェックしながら、虚血がないかどうかをみていきます。
●心不全
心不全も重要な合併症です。
体重(水分)が増えすぎる方の場合は特に注意が必要です。
透析のたびに何リットルもの水を除水し、次の透析までに、 また何キロも増えてしまうのでは、心臓に大きな負担を かけることになります。
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