[回答]
レントゲンを受けることは、100%無害であるとは言い切れません。
放射線を浴びるわけですから、患者さんがご心配されるのは当然です。
実際に、レントゲンを浴びれば、浴びなかったときと比べて悪性腫瘍に なる確率は多少なりとも上昇することが考えられます。
レントゲン検査を頻繁に行う場合は、悪性腫瘍が起きやすくならないか、 ということを常に検討する必要があります。
けれども、胸部のレントゲンで照射される放射線の量は多くありませんから、 実際に、長期の透析をお受けになっている方でも、レントゲンによるものと 思われる悪性腫瘍が多いという印象はありません。
レントゲン検査のメリットとデメリットとを比べた場合、メリットの方が 十分に大きいと考えられます。
2月に1回(あるいは月に1回)のレントゲンであれば、それほど不安がらずに お受けになっていただきたいと思います。
Comments