[回答]
HDFで体の中に補充される液(置換液と呼んでいます)は A液とB液とを混合してから、使用するように作られています。
これが混ざっていないと、A液のみ(あるいはB液のみ)が お体の中に入ってくることになりますが、これは治療には 不都合な成分となってしまいます。
以前は、混ぜないで(混ぜるのを忘れて)治療を開始したために、 死亡された患者さんもいたのですが、現在の置換液は 万が一混合するのを忘れて使用しても、安全性については かなり確保されるようになっています。
それでも、やはり治療には適さないものですから、万が一、 混ざっていない。ということになれば、わかった時点で治療を中止する。 というのが正しい判断です。
はじめから混ぜた置換液が用意されていれば、間違いがなくていいのですが、 混ぜてから時間が経過すると、沈殿物が生じてしまうことがわかっているため、 現在のように、使用直前に混ぜて、治療に使うようになっています。
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