●痒いという訴えは比較的よくお聞きします
私たちはカテーテルの挿入部を「刺入部」と呼んだり「出口部」と呼んだりしています。
カテーテルの出口が痒いという訴えは比較的よくお聞きします。
血液透析の際に、その出口部を消毒したりしますし、保護フィルムやテープによる刺激で痒みが出ることもあります。
広い意味で「かぶれ」が生じるのです。
●痒みが自然に軽くなったり、治ってくれたりするか?
私の経験では、この痒みが自然に(時間が経過することにより)軽くなったり、治ってくれたりすることはあまりありません。
痒みは、とてもつらいものです。
ご質問にもあるように、自然に手が出てしまうこともあります。
ですので、痒みを抑えてあげることは大事なことと考えております。
●痒みを抑えるための対応
一般的には、かゆみ止めの塗り薬を使ったり、消毒の方法を変えたり、保護フィルムを変更したり(あるいはやめてしまったり)という対応をします。
主治医の先生や、透析室の看護師と相談をされてお母様の痒みを軽くする方法を選択してみて下さい。
[回答日 2021/6/28]
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