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腎臓・透析のきほん
- 慢性腎臓病(CKD)とは -
CKDとは
CKD(慢性腎臓病)は8人に1人の割合で発症する新たな国民病です。糖尿病や高血圧などの生活習慣病の方は、CKDの進行が早く、脳卒中や心筋梗塞などの発症のリスクが高くなると言われています。
CKDの定義
(1)3ヶ月以上続く尿たんぱくなど、腎臓病を疑う異常所見
(2)3ヶ月以上、糸球体ろ過量(GFR:腎臓の働きを表す単位)が60ml/分1.73㎡未満
(1)または(2)のいずれかを満たす病態
CKDはGFRの値によりステージ分類されており、ステージが進むほど腎臓の機能が低下し、最終的に血液透析や腎移植が必要な状態になってしまいます。
*GFRは腎機能の指標として使われています。GFRは血清クレアチニン値をもとに推算しており、健康な人の腎機能を100としています。
CKDの症状は?
初期にはほとんど自覚症状がありません。体がだるい、むくみや息切れなどの症状が出た場合は、症状が進行している可能性があります。病気を早い段階で見つけるためには、定期的に尿検査や血液検査を受けることが大切です。CKDと言われたら、定期受診をし腎臓の専門医に診てもらいましょう。
*青はリスクが最も低い状態で、黄・オレンジ・赤となるほど、死亡・末期腎不全・心血管疾患発症のリスクが高くなります。
腎臓を守るための10ヶ条
CKDと診断された方へ
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たんぱく質のとりすぎに注意しましょう
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塩分は控えめに(高血圧は腎臓に負担をかけます)
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運動はほどほどに
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適度な休息をとりましょう
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睡眠を十分とりましょう
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お酒はほどほどに
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お薬は指示通り内服しましょう
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タバコはがまん!
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感染症に注しましょう
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糖尿病のある方は血糖コントロールをしっかりしましょう
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