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1.シャントの2つの目的とは

●シャントの2つの目的

シャントの目的は、2つしかありません。

1つめは、たくさんの血液が流れるようにすることです。
透析で血液をたくさん必要にするからです。

2つめは、針を刺すのが楽なことです。
献血くらいの間隔でしたら、刺しにくくても気にならないかもしれませんが、透析は、週に3回、休まずにやります。
ですから、刺すのが楽なことは、患者様にも、スタッフにも、心理的にもとても楽なのです。
すこやかな透析生活をしていただくために、意外に大事なことなのです。

●シャントを作る場所

シャントを作る場所として、もっとも理想的なのは、利き腕ではない手首です。
これも、2つ理由があります。

1つの理由は透析治療中に、利き腕が使えて楽なようにするためです。
例えば食事をする、本を読んでちょっと不便だけども片手でめくるなどです。
それと、止血をする時に、ご自分の利き手で止血をしたほうが楽です。

2めの理由は、針を刺す場所をできるだけ広い範囲でとっておきたいからです。
手首に作れば、手首から肘のあたりまでと、広い範囲になります。
肘に近ければ、狭い範囲となってしまいます。

また、事情によっては、手・腕でなく、足につくるケースもあります。

●シャントの目的達成と場所のバランス

1つめのシャントの目的は「たくさんの血液が流れていること」ですが、これは太い血管=発達した血管の方がいいのです。
すると、どうしても、利き腕の方が、発達がいいという場合もあります。
せっかくシャントを作っても、たくさんの血液が流れていないのではいけませんので、どこに作るのかは、シャント医の腕が問われるところになります。


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