透析治療をなさっている方のお食事について

● お食事について

1) 自分の食事のことをまず知ろう〜食事の大切さと食事療法〜
2) 自分の食事のことをまず知ろう〜食事療法/水分管理〜
3) 自分の食事のことをまず知ろう〜食事療法/塩分制限〜
4) 自分の食事のことをまず知ろう〜食事療法/カリウム制限〜
5) 自分の食事のことをまず知ろう〜食事療法/リン〜
6) 自分の食事のことをまず知ろう〜食事療法/カルシウム〜
7) 食事療法を続けるためのご家族のサポートについて(1)
8) 食事療法を続けるためのご家族のサポートについて(2)
9) あなたの友人や職場の同僚に透析をお受けになっている方がいる場合
10) カリウムの制限とは具体的にはどのように行うのか?
11) カリウム制限が必要な方のための野菜の調理
12) 食事療法でのリンとカリウムの制限
13) 透析前に必ずグレープフルーツジュースを飲む?

■カリウムの制限とは具体的にはどのように行うのか?

多くの透析患者さんでは、カリウムの制限が必要です。

具体的には、カリウムが少ない食品を選べばいい、ということになります。

カリウムは生野菜やくだものなどに多く含まれています。
したがって、これらのものを少なくしていただくのですが、まったく 食べないというのは、とてもさみしい食卓になってしまいますし、 栄養面からも好ましくありません。そこで、野菜は薄く、あるいは細かく切って ゆでこぼしをし、くだものは缶詰を利用して、シロップは捨ててしまう、 ということを行うことにより、かなりのカリウムを除去できます。
また、同じ野菜・くだものでもゴボウ・もやし・リンゴは比較的 カリウムが少ないものです。

注意していただきたいのは、すべての患者さんがカリウム制限を しなければならないわけではない、ということです。
必要もないのにカリウムを制限することは、食べる楽しみを 減らしてしまうことになりますし、食物繊維などの栄養素の 不足の原因となるかもしれません。

ご自分のカリウムの値を見てみましょう。透析前の値で5.5以下が目標です。 この数字が、例えば4.0や4.2だったら、もう少し生野菜やくだものを ふやしてもいい、ということになるわけです。
(具体的な目標値は担当医の方とご相談して決めてください)

血液検査の結果によって、必要最低限に近い制限にとどめておくことが、 日常の食生活を楽しくし、自己管理を長続きさせるコツだと、 私は考えています。

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