透析Q&A

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Q427.

透析中の血圧低下で透析継続ができない「透析困難症」と言うものがあり、愛知県では保険が適用されて治療しているそうですが、逆に私のように血圧が上がる場合は、どんな問題があるのでしょうか?

●血圧が上がる原因として考えられていること

透析での除水により、多くの方では血圧が低下しますが、中には血圧が上昇する方もいらっしゃいます。

これは、除水に伴い血管内が脱水になることによって、昇圧ホルモン(血圧を上げるホルモン)が分泌されることが原因と考えられています。

通常の脱水では血圧が低下しますので、昇圧ホルモンが出てくることは体を守るためには重要な働きをします。
しかし、透析をお受けになっている方の場合、血管内の脱水は一時的なものであり、時間の経過とともに血管の外の水分が血管の中に戻ってきますから、時として高血圧を招くことになります。

●血圧が上がることに問題はある?

さて、このような仕組みで血圧が上がることにどのような問題があるのか?
というご質問ですが、「実際にはあまり問題にならない」というのがお答えになるかと考えます。

透析により血圧が低下することは、その方の寿命に影響することが知られていて、たとえば透析で上の血圧が120以下になることはできるだけ防ぐべきであるという主張をされる先生もいらっしゃいます。

この点からは、透析で血圧が下がるよりも、むしろ上がるかたの方が望ましいということになります。

そうは言っても、たとえば上の血圧が200を超えるような極端な高血圧になることも心配ですので、その場合は透析日の朝に降圧剤を追加したりしております。

ご質問者の方の場合、そこまでの血圧上昇ではないようですので、このまま様子をご覧になってもよいかと思われます。

 

[回答日 2016/6/24]

 

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