透析Q&A

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Q426.

母は72歳で透析20年になります。多発性嚢胞腎です。 腎臓は透析してまじかに塞栓術をうけました。 数年前よりのう胞が肝臓に沢山あり1mm単位の為ドレナージが出来ないと言われた感染症をすぐおこし、入院する事が多くなりました。 今年4回目の入院中です。 透析後に不整脈を起こす事が多くなり心配です。 透析による心臓に負担が大きいせいでしょうか? そこで、透析治療を卒業するには20年の今更ですが、移植しかないと知り考えている所です。

●嚢胞の感染について

嚢胞腎の方で、腎臓の嚢胞に感染を繰り返す方が時々いらっしゃいます。
そのたびに抗生剤を投与するのですが、あまり繰り返すようでしたら腎臓を摘出することもあります。

お母様の場合は、肝臓の嚢胞に感染を起こすのですね。
肝臓を摘出するわけにはいきませんから、感染を生じるたびに抗生剤による治療が行われているものと思います。

●不整脈について

さて、透析(血液透析)では、4-6時間という比較的短時間でお体の中から水分を除去し、血液中の電解質も大きく変化します。

こういったことが不整脈を誘発すると考えられていて、透析をお受けになっている方では不整脈が多いことが知られています。

多くは心配のない不整脈なのですが、中には治療を必要としたり、生命に関わるような不整脈もあります。

●移植について

透析によって誘発される不整脈であれば、「透析を卒業する=移植」をお考えになるのは自然なことだと思いますが、肝臓の嚢胞への感染を繰り返しているとのことですので、現実問題としては移植は難しいように思われます。

腎臓に限らず、臓器移植の後には免疫抑制剤を使用する必要があります。
免疫抑制剤は、バイ菌に対する抵抗力を低下させますので、移植前に感染を合併している方では、その感染が悪化することが懸念されます。

もしお母様やご家族が腎移植をお考えになっていて、具体的にドナー(腎臓の提供者)となる方の候補もいらっしゃるようでしたら、移植を担当する主治医の先生のご意見をお聞きになってみることをお勧めいたします。

 

[回答日 2016/6/8]

 

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