透析Q&A

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Q388.

現在87歳の母は、2年前から透析を週3回受けています。最近は、寝ていることが多く、食欲もあまりなくなりました。主治医の先生には状況を説明して返事をもらっていますが、先生の説明がよくわかりません。先日7月に心臓のエコー検査を受けました。結果を聞きましたら「心臓に解離性動脈瘤」があるとのこと。母の症状を見ると、以前透析から帰ってきた時とは明らかに違って、寝ていることが多くなりました。私たち家族が何か出来ることはないでしょうか?

ご高齢のお母様が元気がなくなったり、解離性動脈瘤が見つかったり、微熱があったり、おなかが痛くなったり、と様々な症状や検査結果が出ているようで、ご心配になっていらっしゃることと思われます。

●医師やスタッフとの連絡を密に

一つ一つの症状や、解離性動脈瘤といった重大な合併症に関しては、主治医の先生にお任せしてよいと思います。

たとえば抗生物質を使うのか、無しで様子をみるのか、といった判断も主治医の仕事です。

そして、ご高齢のお母様ですので、治療について危険を伴う場合には主治医の先生から相談があるはずです。
たとえば解離性動脈瘤に対して手術をするとかと言った場合ですね。

そこで、普段、ご家族にしていただきたいことは、透析スタッフとの連絡を密にすることです。

現在も主治医の先生と連絡をとっていらっしゃるようですが、看護スタッフとの連絡ノートは作っておいででしょうか?

私たちのクリニックもしていますが、透析施設では、連絡ノートをつくっている場合があります。

お母様のお家での様子をノートにお書きになると、そのご様子に対して看護スタッフが返事をしてくれたり、心配な点については、それに対する回答を書いてくれます。

さらに、透析中のお母様の様子や、検査結果についての説明を看護スタッフがノートに書いてくれます。

このような、情報交換だけでもご家族のお気持ちが、ずいぶん楽になるのではないかと思います。

●私共のクリニックの連絡方法のご紹介

主治医の先生の説明がよくわからないというのは、私にとっても反省をしなければならないご指摘です。

医者はつい専門用語を使ってしまったり、「これくらいのことはわかっているだろう」と勝手に判断をして、説明を省いてしまったりしがちです。

もちろん、これは医者がきちんとわかりやすい言葉で説明できなければいけないのですが、主治医の先生はかなりお忙しいことが多いです。

そのような時に、看護スタッフが主治医の先生との橋渡し役になってくれたり、心強い相談相手になってくれたりします。

私たちのクリニックを例にとりますが、私は100名を超える患者さんのいわゆる「主治医」をしております。

看護師は一人あたり約13名の患者さんを「長期受け持ち」として担当しております。
言うまでもなく、お母様のお体を診る責任は主治医の先生にありますが、看護師たちは一人あたりが受け持つ患者さんが少ないですから、より密接にお母様の状態を診させていただいています。

●ご家族にお願いしたいこと

そうした中で、看護スタッフの方から、ご家族に対して「こうしたこともしてほしい、このようなことも観察項目に加えてもらいたい」などという求めが出てくるかもしれません。

多少なりともご家族にご負担をお願いすることになりますが、今回は「何が出来るか?」というご質問をお寄せくださいましたので、私としては上に書きましたことをお願いしたいと考えております。


[回答日 2014/11/17]

 

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