透析Q&A

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Q386.

74歳の夫が透析治療を導入して2年が経ちますが、未だに頭痛や吐き気があり食事も減ってきました。 MRIやCTでも異常は無いようでした。 糖尿病腎症から透析導入になりましたがシャントはできず、表在化と右手首から透析治療をしていますが、最近、右手に力が入らなくなり、原因が分からず悩んでます。 手根管症候群でもないようですが、何か透析治療と関係があるのでしょうか?

●頭痛や吐き気の原因について

CTやMRIをお受けになって異常無しとのことですから、脳腫瘍のような重大な病気が隠れているわけではないと考えてよいと思います。

頭痛や吐き気は、透析治療後に症状が強くなるでしょうか?

もしそうであれば、透析治療によって引き起こされている頭痛ということになります。

透析治療を始められてから2年が経過しているとのことで、可能性は大きくありませんが、不均衡症候群の可能性を考えてもよいかと思います。

これは、透析治療によって尿毒素が除去されることによって引き起こされる頭痛や吐き気で、それ自体は心配な症状ではありませんが、患者さんを悩ませます。

治療としては、グリセオールという点滴を透析中に行います。
この点滴の効果があれば、逆に不均衡症候群の可能性が大きいという診断に結びつきます(診断的治療といいます)。

●右手に力が入らなくなっている事について

右手ですが、シャントではなく、動脈の表在化をお受けになっているようです。

シャントと違って表在化の場合には、手や指への血流が減少しませんので、これにより右手の力が入りにくくなると言うことは稀です。

また、CTやMRIで異常なしと言うことですので、脳梗塞などの病気の可能性も小さいと思われます。

さらに、ご質問にあるように、透析治療そのものが、右手の力が入りにくくなるような症状を引き起こすと言うことは考えにくいと思います。

そのように考えてきた場合、頚椎(首の骨)に異常がないかどうかを確かめる必要があるように考えます。

頚椎に由来する症状の場合には、手の痛みやしびれを伴うことが少なくありませんが、ご主人はいかがでしょうか?

いずれにしても、主治医の先生と相談をされながら、確定診断のための検査や、上記のように先に治療を行って、その結果を診断の助けにするような方策をお考えになっていただきたいと存じます。


[回答日 2014/10/7]

 

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