透析Q&A

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Q381.

なぜ、動脈チャンバより静脈チャンバの方が長いのですか?


●動脈チャンバと静脈チャンバ、どちらが長い?

なるほど、静脈側のチャンバの方が長い回路が多いようですね。
ですが、一般的にはご質問にもありますが、静脈側チャンバの方が長くて容量が大きくなっています。
日本臨床工学技士会が、2012年に発表した透析回路の標準化基準でも静脈側チャンバの方を大きくしていますね。

しかし、すべての回路がそうなっているわけではありません。
動脈側チャンバと静脈側チャンバが同じ形状の回路もありますし、動脈側チャンバがない回路もあります。

●静脈側のチャンバの方が長いことが多い理由として考えられること

これは、静脈側の方が、チャンバの役割がより重要だからだと思います。

静脈側チャンバはエアトラップと血栓の除去の役割を担っています。
また、静脈圧の測定のためにもチャンバは不可欠です。

現在の透析用コンソールでは、気泡検知がかなり鋭敏になっていますから、チャンバのエアトラップの重要性は以前よりもいくぶん小さくなっているかもしれませんが、それでもチャンバでエアの混入を防いでおくことは安全のために必要です。

また、フィルターによって血栓を捕まえておくことも、体内に血栓が入っていかないようにするために重要な機能です。

一方、動脈側チャンバの役割はそれほど大きくないですから、回路全体の容積(プライミングボリューム)を減らすために小さくなり、全自動透析で、動脈側からも返血をするようなコンソールではチャンバがない回路を使用するようになっています。



[回答日 2014/7/30]

 

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