透析Q&A

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Q364.

今年3月ごろから、時々透析中のみ軽い腹痛が出ます。 あまりつらいときはトイレでうなっていますと、便は出ないのですが腹痛も治り透析ができます。 原因として考えられることは何でしょうか。 うまく薬で抑えることは可能でしょうか。


●排便があると腹痛がない場合

透析前にきちんと排便があると腹痛がないのであれば、排便があるようにお薬をコントロールすることになります。

お薬をどのタイミングで、どのくらい服用すればうまく出るかは試行錯誤しながら・・・ということになると思います。

ただ、私の経験では、便秘があると(あるいは腸に便がたまっていると)腹痛が出現しやすくなる、ということはあまりありません。

●ドライウェイトがきつくないかを考える

透析中におなかが痛くなるときに真っ先に考えるのは、ドライウェイトがきつくないかどうかです。

心胸比はあくまで参考にする指標のひとつです。
心胸比がある程度大きめでも、ドライウェイトがきつくなっていることはしばしば経験します。

体重を増やすことができるかどうかの判断に参考になるのは、心エコーの結果です。
左心室拡張期径(LVDd)、左心室収縮期径(LVDs)、左房径(LAD)、下大静脈径(IVC)、駆出率(EF)の値によって、心胸比が大きい場合にDWをあげても心臓に負担がかからないかどうかをある程度判断できます。

●除水の方法を考える

腹痛が出現したときにトイレでうなっていると痛みがおさまる。
というのもリフィリングによって血管内に水分が戻ってきて痛みが楽になった、と考えることができるので、やはり、除水やドライウェイトが関連しているのではないかと思います。

もし、ドライウェイトは現状のままのほうが望ましいのであれば、除水の仕方を工夫する方法もいいかもしれません。
透析前半に多めに除水をして、後半はゆっくりと除水をするなどです。

****その後のご報告

後日、ご質問者から「腹痛の件ですが、体重を300〜500g増やすことにより解消いたしました」とのメールをいただきました。
回答で申し上げました通り、心エコーで水分が心臓への負担になっていないことは確認して下さい。


[回答日 2013/10/29]

 

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