透析Q&A

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Q321.

現在、重度身障者施設に勤務しております。 担当の利用者さんに透析患者さんが一人いらっしゃいます。 右手関節にシャント造設されているのですが、鎖骨部位まで拍動が聴診できます。 巨大シャントではないのでしょうか? I-PTHhは75程度だったと思います。CTRは55〜65ですが、言葉の理解ができず、呼吸停止、深呼吸ができず、側湾もかなりひどい方です。 血圧は高く160〜200/80〜100降圧剤を5種類服用中です。

●巨大シャントについて

シャントの手術が手関節にしてあって、鎖骨付近でもスリルが聞こえるとなると、ご指摘のように巨大シャントが疑われますが、巨大シャントでなくてもスリルが聞こえることがあるので、シャントエコーで血液の流量を測定することが確定診断となります。

現在透析をお受けになっている施設で、シャントの血流量を測定していただけるとよいのですが、定期的にチェックはされていないでしょうか?

見た目でいうと、明らかにシャント血管がよく発達して太くなっています。
”るいるい”としていると言ったり、”もこもこ”していると言ったり、表現するのが難しいのですが、見た目のシャント血管径が明らかに15mmを超えているようであれば、巨大シャントの可能性が大きいと言うことになります。

●心臓へ過度の負担がかかることが心配

巨大シャントでは、ご心配なさっているように心臓への過度の負担があります。

(以下、ドライウェイトに関して、ご質問にある情報の範囲でお話しますが、ドライウェイトを決めるのは、主治医の先生です。実際に患者さんを診ていないので確定的なことではないということをご了解いただきお読みください。)

心胸比が55−65%というのは大きめで、心臓への負担を示しているかもしれませんが、血圧が高いところから見ると、ドライウェイトの設定が多少甘めで、本来であればもう少し減量した方がよいのかもしれません。

hANPが75程度というのはそれほどひどい溢水ではありませんが、hANPが高くなくても、ドライウェイトを下げた方がいい方はたくさんいらっしゃいます。

シャントが心臓に負担をかけているかどうかは、やはりエコー(今度は心エコー)で心拍出量を測定することが大切です。

そうなると、どうしてもシャントや心臓のエコーを施行していただきたいということになります。
もし、これらの検査をお受けになっていて、問題ないというのであれば巨大シャントの心配はないと考えられます。



[回答日 2012/2/15]

 

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