透析Q&A

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Q313.

透析治療をして3年になる80歳の母について質問です。 急激に体力が衰え、肺のまわりに水が溜まっており、心不全を起こしていると言われました。 主治医の先生からは、輸血とアルブミン投与を行うが回復するかどうか判らない、透析時に肺のまわりの水を管で抜くという方法をとる可能性もあるとのことです。 水を抜くのは体に負担がかかるとも聞きます。とても心配です。

●肺のまわりに水が溜まること

透析をお受けの方の心不全は、そのほとんどで水分の溜まりすぎを伴っています。
溜まってしまった水は、むくみになったり、お母様のように肺のまわりに溜まったり(胸水といいます)、 心臓のまわりに溜まったり、といろいろなところに出現します。
お母様の場合には肺のまわりに溜まる=胸水となっているようです。

●胸水を除去する方法

この胸水を除去するためには、透析で除水を多くする=ドライウェイトを下げることが第1選択ですが、心臓の機能が衰えているときには、透析で血圧が下がりやすく、ドライウェイトの減量は容易ではありません。
このため、アルブミンを投与して、胸水を引きやすくします。

それでも効果がなければ、針を刺して直接胸水を抜くこととなります。
おそらく、主治医の先生はその予定をおっしゃっているものと思われます。

●体への負担について

ご質問にある通り、胸水や腹水はいっぺんに抜くと血管の中の水分が胸水(や腹水)の方に移動してしまい、血管内が急激に脱水となることがあります。
これはお体にとっては負担になりますし、場合によっては危険を伴います。

そこで、血管内の脱水を防ぐために、アルブミンを投与しながら胸水を抜いたり、全部を除去せずに、一部分だけ胸水を抜いて残りは透析の除水強化によって除去をはかったり、あるいは後日、状態が安定してから残りの胸水を抜いたり、ということが行われます。

主治医の先生もこのことは十分ご承知と思いますので、説明をお受けになって、不明の点はご質問をされながらお母様の治療の方針をお決めになっていただければよろしいかと存じます。


[回答日 2011/11/23]

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