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透析Q&A

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Q312.

保存期の腎不全で透析治療はしていません。透析治療を開始するようになると、飲む水の量を制限されると聞きました。現在は水を飲むように言われていますが、それは何故ですか。指導通り、飲んでもいいものでしょうか。

●保存期の腎不全で水を飲んでいただく理由

保存期の腎不全では、血液の中に老廃物(尿素窒素やクレアチニンといった尿毒素です)が貯まってきます。
これらの老廃物は本来であれば尿の中に捨てられていくのですが、腎機能が低下してきて、老廃物を尿に捨てていく力が低下してしまうのです。

つまり、尿が出ていても、その中に捨てられている老廃物はあまり多くないのです。
イメージ的には老廃物の少ない薄い尿と言えるかもしれません。

そこで、たくさんお水を飲んでいただき、尿の量を増やすことによって少しでも体の外にたくさんの尿毒素を捨てることができるようにして、透析を先延ばしできることを狙っています。

●水を飲んでいただく上で気を付けたいこと

このような治療では、多少の危険も伴いますので注意が必要です。

もし、飲んでいただいた水分よりも尿として出てくる水分の方が少なくなってしまうとお体に水分がたまってしまい、むくみとなったり、心臓に負担をかけたりします。

ですから、お水をたくさん飲んでくださいという指導をする患者さんは十分な尿が出ていて、むくみが出たり、心臓に負担がかかったりしないということが前提となります。

●飲む水の量を制限される理由

透析治療を始めるようなお身体の状態になりますと、飲んだ水分がすべて尿とならずに体に貯まります。
ですから、水分制限が一般的になります。

つまり、水分制限が必要となるのは、透析が始まったからではなく、尿量が減ってきたのが理由なのですね。

透析の導入期などまだ尿が出ていて、治療と治療の間で体重が増えなければ、もちろん水分制限は緩をする必要はありません。
むしろ積極的に水分をお摂りいただくことにより、尿量が減ってしまうことを防ごうとすることもあります。


[回答日 2011/10/25]

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