透析Q&A

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Q301.

私の病院ではCT等の造影剤をシャントから穿刺し注射しています。しかし以前の施設は、抹消静脈からの穿刺でした。シャントからの注射で問題はないのでしょうか?もし、問題があるとすれば、その根拠は何故でしょうか?なにか参考資料などがあれば、教えてください。

透析をお受けの方で造影剤を使用する場合、シャント造影はシャントに穿刺をするのは当然として、CTスキャンなどの場合は、どこから造影剤を注入するかというご質問と判断して、回答させていただきます。

●シャントから造影剤を注入してよいと考える理由

造影検査を、透析前に行って、その後の透析で造影剤を除去しようとするのであれば、シャントから造影剤を注入してよいと思います。
そのまま透析にも使えますから、患者さんが余計な穿刺をされることを回避できます。

また、シャント以外の末梢静脈に穿刺をする場合、後々シャントを作成する可能性のある静脈への穿刺はできるだけ避けてもらいたいということからもシャントへの穿刺が支持されると思います。

●シャントへの穿刺回数を減らしたいという考えもあるが

透析日以外に検査を行うときに、シャントに穿刺をするのか、他の末梢静脈に穿刺をするのかは一長一短だと考えます。

シャントを保護するためには、できるだけシャントへの穿刺回数を減らしたいのですが、 上記のごとく、末梢静脈への穿刺も、いずれシャント作成に使用する可能性があるのであれば、やはり穿刺はしてほしくないのです。

ですから、造影剤を使用する検査は透析日に行うことに決めて、穿刺はシャントにする、というのがもっともシンプルで好ましい方法だと考え、当院ではそのようにしております。

●シャントに造影剤を注入する問題点

シャントに造影剤を注入する問題点ですが、末梢静脈に比べ血流量が格段に多いですから、造影剤の注入速度や撮影のタイミングには工夫が必要です。
この点については、診療放射線技師が設定をしてくれています。

病院などの場合は、透析担当医師と放射線科の先生、診療放射線技師さんなどで、話し合いをしているものと推察いたします。


[回答日 2011/6/30]

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