透析Q&A

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Q298.

ドライウエイト60kgで透析治療前に63kgですと、除水は3kgとなります。しかし、体重が筋肉量の減少などで(水分でなく)体重が1kg減っていたとすると、1kg除水が足りないと思います。こういう時、血液検査または症状などで実際の体重が減っていることがわかるものでしょうか?

●ドライウェイトの見直し・再設定について

ドライウェイトの見直し・再設定は常に念頭に置かなければいけません。

とはいえ、本来の体重が日々大きく(何kg単位で)変化することはあり得ませんから、1か月から数か月に一度、ドライウェイトが合わなくなってきたときに再設定をすることがほとんどです。

筋肉量などが減って、実質お痩せになった時に、このような時に、何を目安にしてドライウェイトを下げていくのかについてお答えします。

●自覚症状を大切にしましょう

まず自覚症状を大切にしていきましょう。

ご質問にある通り、除水が足りないことになりますから、透析治療が終わった後、結果としてお体に余計な水分が1kg残っていることになります。

そうすると、以前に比べて体が重く感じる、むくみっぽく感じるという方がいらっしゃいます。

●血圧から検討する

水分が残ると血圧が高くなる場合があります。
透析後半から終了時の血圧が、高めになってきたらドライウェイトを下げた方がよいかどうか検討をします。

血液検査では、HANP(ハンプ)と呼ばれる項目が使用されます。
この検査は、体内の水分が余っていると、数値が高く出るのでドライウェイトの検討には便利な検査です。

●総タンパクやヘマトクリットの値から検討する

また、透析前後の総タンパク(「TP」と記載されているかもしれません)やヘマトクリットの値を比較して、血液の濃縮度をみることによってドライウェイトを決めていくことも、経験的に行われるようです。

●心臓の状況から検討する

水分が余ってくると、レントゲンで心胸比が大きくなります。
また、心エコー(超音波検査)では、やはり心臓の内腔が大きくなったり下大静脈という血管が太くなったりします。

上に書きました検査の結果を組み合わせてドライウェイトが現状のままでよいかどうかを決めていきます。


[回答日 2011/5/31]

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