透析Q&A

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Q291.

透析を始めて七年目の72歳の母のことでお伺いします。心臓の動脈の血管に三箇所の狭窄があるとカテーテル検査で診断されました。バルーンでの治療は一箇所の治療中に他の箇所が完全に詰まる場合があるので不可能と言われました。心臓バイパス手術をすすめられていますが高齢なので体力的に心配です。手術を受けたほうが良いでしょうか?本人は手術を回避したい意向なので他に治療法があればお教え下さい。

●きちんと治療をお受けになることが大切

心臓の血管を冠動脈といいますが、この冠動脈に狭窄がおきることは透析をお受けの方にとって重大な合併症の一つです。

もしこの血管の狭窄が進行し、詰まってしまうようなことがあれば心筋梗塞を起こしますから、きちんと治療をお受けになることが大切です。

冠動脈狭窄に対する治療は、現時点ではバルーンによる拡張かバイパス術かの二者択一となります。

バルーンによる拡張術(風船療法)が選択されることが多いのですが、お母様のようにバルーンによる治療が不可能な場合もあり、そのようなときにはバイパス術が行われます。

●ご高齢の方の手術について

確かに、バルーン治療に比べてバイパス術の方がお体への負担は大きいですが、最近は手術のやり方も進歩してきており、バイパス術の安全性も高くなってきています。

全身麻酔の手術になりますし、ご高齢のために体力的に心配ということですが、72歳というお歳でのバイパス術は決して稀なことではありません。
主治医の先生もお母様の全身状態をきちんと把握した上で手術に耐えられると判断されてすすめられているものと推察します。

もしバイパス術を勧められているのであれば、お受けになることを検討していただきたいと思います。

●手術が不可能な場合について

もし、手術が不可能な場合にはお薬による治療ということになりますが、狭窄の部分が拡がるわけではありません。

主治医の先生とよく相談をして、手術をお受けになるかどうかをお決めになってください。


[回答日 2011/3/24]

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